列車という密室
北海道へ雑誌の取材に出かけた由梨たち一行は、豪華な寝台特急カシオペアに乗車する。ところが、部下はいきなり失踪し、そのうえ世間をにぎわせている連続殺人鬼Jが列車に同乗しているらしく、テンヤワンヤの騒ぎに…。 惜しい。まず設定ありき、のためか登場人物に思い入れがわかない。アイディアはすごいのだろうが、〈ほお〉とは思っても〈うおお!?〉とは来ない。 恋人たちのせつない関係はいいですね。 展開はたいへんフェアだが、設定はやはり心情的にアンフェアな気がいなめない、狐につままれたような読後感のミステリ。ネット問題とかいいこと言っているのだがなあ。少々読みにくいこともあって、あまりハマれませんでした。
光文社
|