逆説探偵―13人の申し分なき重罪人



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逆説探偵―13人の申し分なき重罪人
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申し分なき満足度

テイストとしては霞流一に近い、バカミスかギャグミスという感じです。

本作は非常に面白いメンバー配置になっていて、
主人公・五龍神田刑事(五龍神田で名字である)は、
ホームレス“たっちゃん”の協力を得て情報を集め、
その公園の新入りホームレス“じっとく”の示唆によって犯人を推理します。

ところがそれは空振りで、いつも的はずれの推理を披露した後に、
気にくわない上司の谷村警部補が真犯人を指摘する、というパターン。
毎回1つ以上のどんでん返しが約束されている、
ということだけでも充分に楽しいのですが、
それ以前に、推理合戦とはいえ、必ず主人公が負ける、
というのがバカミスとして笑える構成です。

ここまででも3人の“探偵”がいるのに加えて、
後から私立探偵の星野が物語のレギュラーに加わってくるので、
“探偵”は4人いる、という状態に。

本作は雑誌連載をまとめた短編集ですが、
先のエピソードをふまえた内容になっているので、
必ず順番に読むように。
書き下ろしのラストエピソードによって
作品全体を通した仕掛けも明かされます。



双葉社







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